[24日 ロイター] – 米FOXニュースは24日、看板アンカー、タッカー・カールソン氏と道を分かつことで合意したと発表した。

米メディア大手フォックス・コープは、2020年の米大統領選で投票の集計結果を不正に操作したとの報道で名誉を毀損されたとして、集計システムを手がける米ドミニオン・ボーティング・システムズに訴えられ、7億8750万ドルを支払うことで18日に和解したばかりだった。

カールソン氏は、20年の大統領選がドナルド・トランプ氏を破ったバイデン大統領に有利に操作されたとするフォックスの虚偽の主張に関連する裁判で、重要な証人になると見られていた。

FOXニュースは声明で「司会者としてネットワークに貢献したことに感謝する」と表明。カールソン氏のプライムタイム番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」は25─54歳の重要な年齢層で最も視聴率が高いケーブルニュース番組だったが、今月21日の放送が最後になった。

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カールソン氏の去就は不明。発表を受けFOX株は一時急落した。

トランプ前大統領は今月初め、FOXが放送したカールソン氏のインタビューに応じている。FOXの発表を受け、トランプ氏の報道官は「FOXニュースは制御された野党だ」とツイッターに投稿した。

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