統一地方選挙の後半戦として23日投票が行われた、市町村議員の選挙と、町村長選挙は、いずれも平均の投票率が前回を下回り、過去最低でした。市長選挙と、東京の区長と区議会議員の選挙は前回を上回りましたが、引き続き50%を切る低水準となっています。
総務省のまとめによりますと、23日投票が行われた統一地方選挙の後半戦のうち、55の町村長選挙の平均投票率は60.8%と、これまでで最も低かった前回・4年前を4.16ポイント下回ったほか、280の市議会議員選挙が44.26%、250の町村議会議員選挙が55.49%と、いずれも過去最低でした。
一方、63の市長選挙の平均投票率は47.73%で、前回から0.23ポイント上がりました。
総務省は、当初市長選挙の平均投票率が過去最低となったと発表しましたが一部の県のデータが誤っていたとして訂正しました。
また、東京の10の区長選挙の平均投票率は45.78%と1.57ポイント、21の区議会議員選挙が44.51%と1.88ポイントそれぞれ上がりました。
ただ、いずれも引き続き50%を切る低水準が続いています。
統一地方選挙の前半戦でも41の道府県議会議員選挙、6つの政令指定都市の市長選挙、17の政令指定都市の市議会議員選挙で、いずれも平均投票率が過去最低となり、投票率は低下傾向のままです。