[ジュネーブ 1日 ロイター] – 国連のスーダン人道調整官は1日、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が継続するスーダンで人道危機が「本格的な破局」的な状況になりつつあるとし、近隣国への波及リスクが懸念されると警告した。
アブドゥ・ディエン人道調整官はビデオ形式の記者会見で「スーダンでは2週間以上にわたって壊滅的な戦闘が続いており、人道危機が本格的な破局になりつつある」と指摘。戦闘がそれほど激化していない国内の別の地域に移動したり、近隣国に避難したりする動きが出ているとし、「地域的な波及が深刻に懸念されている」と述べた。
また、グリフィス国連事務次長(人道問題担当)が2日にスーダンを訪れると明らかにした。
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▽スーダンからの避難民、80万人超える可能性 UNHCR推計<ロイター日本語版>2023年5月2日12:17 午前