[ロサンゼルス 1日 ロイター] – 米ハリウッドの脚本家約1万1500人でつくる全米脚本家組合(WGA)が2日からストライキに入ることになった。世界的な動画ストリーミングブームでビジネスが大きく変革する中、エンタメ界が混乱に陥ることになる。
WGAのストは15年ぶり。ウォルト・ディズニーやネットフリックスなどのスタジオ側に報酬増額を求めたが決裂した。
メディア業界では、ストリーミングの台頭を受けてテレビ視聴者が減少し、テレビの広告収入が減少。また、米経済には景気後退の懸念もある。
2007年と08年に行われた前回のストでは制作が中止し、失業した脚本家や俳優などが出費を抑えたことから、カリフォルニア州経済に21億ドルの損害を与えたと推計されている。