[ワシントン 2日 ロイター] – 米政権は米・メキシコ国境の警備支援に向け、一時的に1500人の追加部隊を派遣すると、政府当局者が2日、ロイターに明らかにした。11日に新型コロナウイルス抑制策として施行されていた移民の入国制限が解除されるため、不法移民の増加の可能性に備える。

現在、米・メキシコ国境近辺には約2500人の州兵部隊が配置されている。

バイデン大統領が就任した2021年以降、メキシコ国境での不法移民の摘発は記録的な数に上っており、24年の米大統領選に向け移民対策への取り組みが注目される。

メキシコのロペス・オブラドール大統領は、米政府による追加部隊の派遣について、メキシコは主権国家としての米国の決定を尊重するとコメントした。