【カイロ時事】アラブ連盟(21カ国・1機構)は7日、カイロで非公開の外相級会合を開き、シリアをアラブ連盟に復帰させることを承認した。連盟の発表によると、7日付で「シリア政府の代表団は、アラブ連盟の会合に参加できる」ことが決まった。
一方、連盟はシリアに対し、内戦による難民の問題や麻薬密輸などへの対処も呼び掛けた。ヨルダン、サウジアラビア、イラク、レバノン、エジプトの閣僚と連盟事務局長から成るグループをつくり、問題解決に向けてシリア側と連絡を取り合うことを決めた。
アラブ連盟は2011年、シリアのアサド政権が「アラブの春」に伴う反政府デモを弾圧したことを理由に参加資格を停止した。それ以来、シリアは中東で外交的に孤立状態となってきた。
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