[東京 12日 ロイター] – 日産自動車は12日、アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)が6月27日付で代表執行役と取締役を退任すると発表した。任期満了が理由としている。

グプタ氏は2006年に仏自動車大手ルノーに入社後、インドやグローバルでの購買などを担当。小型商用車事業でのアライアンス戦略を担っていたこともあり、2019年に三菱自動車工業のCOOから日産の代表執行役COOに就いた。

日産の広報担当者は、グプタ氏がCOO職にとどまるかどうかはすぐには明らかにならないと述べた。

独立社外取締役の豊田正和氏(73)とジェニファー・ロジャーズ氏(59)の2人も退任する予定。

新たに、米IBM公共部門・ヘルスケア・連邦政府担当ゼネラル・マネージャーのブレンダ・ハーヴィー氏(57)が取締役候補として選任されており、日産の取締役は12人から10人となる。