[イスタンブール/アンカラ 15日 ロイター] – トルコの選挙管理委員会は15日、大統領選の得票率について開票率99%の段階で、現職エルドアン大統領が49.4%、野党統一候補クルチダルオール氏が44.96%だったと発表した。
過半数を獲得した候補はおらず、28日の決選投票に進む見通しとなっている。
同時に行われた議会選挙(一院制、600議席)は、エルドアン氏の「人民同盟」が321議席を獲得して過半数を占めるとみられている。
同氏は与党・公正発展党(AKP)本部で支持者を前に演説し、「勝者は間違いなくわが国だ」と述べた。
一方、クルチダルオール氏は決選投票での勝利を誓いつつ、エルドアン氏の政党が集計と結果報告に干渉していると非難。選挙前の世論調査では支持率で現職をリードしていると示されていただけに、15日は支持者も意気消沈状態となっている。
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