[ニューヨーク 18日 ロイター] – 交流サイト(SNS)フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは18日、人工知能(AI)事業をより積極的に後押しするためのデータセンター関連プロジェクトの新たな内容を発表した。

特に今回の目玉となったのは、社内で開発を進めている高速チップ「ファミリー」の一部に当たる、「メタ・トレーニング・アンド・インフェランス・アクセラレーター(MITA)」と呼ばれるAI学習・推論用新型チップだ。

MITAプログラムでは、第1世代のチップが2020年に設計された。広告サービスやニュースフィードにおけるさまざまなコンテンツ向けの「おすすめ」を選定するモデルをより効率化することが目的とされる。

この第1世代チップはAIが学習し、適切な推論を下す機会のための製品と位置付けられる。

同社のソフトウエアエンジニアは、当初は推論タスク向けにグラフィック・プロセシング・ユニット(GPU)を利用しようとしたが、この作業には適さないと判明し、MITAが必要になったと説明した。