[ソウル 19日 ロイター] – 北朝鮮は、米韓が合同軍事演習で「核の脅迫」を強めていると非難し、「戦争挑発者の狂気」に対して相応の措置を取ると表明した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が19日に伝えた。
米韓両軍は3月以降、毎年春に行う一連の演習を強化し、米空母や重爆撃機が参加する訓練などを実施している。
北朝鮮は侵略の予行演習だとして反発している。
KCNAは「われわれを軍事的につぶそうとする敵のたくらみは戦争挑発者の狂気が看過できないところまで来ていることを明確に示す新たな兆候だ」と指摘。相応する対応を招くことになると警告した。
また「深刻な状況と見込まれる脅威」に対処するため「より強力な自衛手段を持つことは主権国家の合法的権利だ」と主張。兵器プログラムの開発を続けるとした。