[ドバイ/ロンドン 31日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が週末に開催する会合を巡り、ロイターやブルームバーグ、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)など一部主要メディアがまだ現地での取材許可を得られていない。

OPECプラスは6月3―4日に会合を開く予定。しかしOPECに登録していてこの会合取材を担当するロイターの記者は今のところ、OPECからの招待状を受け取っていない。

ブルームバーグ・ニュースの広報担当者も31日、OPECはブルームバーグに会合の取材を許していないと述べた。

通常OPECをカバーしているWSJの2人の記者も招待状をもらっていない、と事情に詳しい関係者が明らかにしている。

ロイターの広報担当者は「われわれは招待されていないことに失望している。OPECに事情を明らかにするよう連絡を入れた。報道の自由が読者や市場、公益に貢献するとわれわれは信じている」と語った。

記者側はOPECから招待されない限り、会合場所や会見場に出入りするための許可証を受け取れない。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、招待状を受け取っているという。