[シンガポール 6日 ロイター] – 暗号資産(仮想通貨)ビットコインは6日の取引で0.2%上昇し、2万5000ドル台で推移している。

前日は、米証券取引委員会(SEC)が暗号資産交換業最大手バイナンスと同社のチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)らを提訴したことを受け、5%以上急落していた。

SECはバイナンスが取引量を人為的に膨らませ、顧客の資金を流用したほか、市場規制について投資家に誤解を与えたなどと指摘している。

バイナンスの暗号資産は6日の取引で277.07ドルと、約3カ月ぶり安値。前日は9.2%急落していた。

バイナンスは声明で、SECの調査に協力し、交渉による和解を試みるなど、SECの懸念に対処するために懸命に努めてきたと表明した。

暗号資産情報サイト、コインマーケットキャップのデータによると、バイナンスの過去24時間の取引量は6日アジア時間に急増し、2倍以上となる124億8000万ドルに達した。

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▽バイナンスと米関連会社、提訴受け7.9億ドル純流出=データ会社<ロイター日本語版>2023年6月6日8:06 午後