[モスクワ 8日 ロイター] – ロシアのノバク副首相は8日、液化天然ガス(LNG)供給の新規長期契約を巡り、アジア太平洋諸国と協議を行っていると説明した。LNGプラントへの投資の可能性についても話し合っているという。エネルギー省のコラムで明らかにした。
ロシアは昨年のウクライナ侵攻開始で、西側諸国から経済制裁を課されている。欧州はかつて最大の取引相手だったが、ロシアは欧州外でのビジネスの多様化を進めている。
ノバク氏は、「将来のプロジェクトも含め、新たにLNGの長期供給契約を結ぶ可能性がある。資本参加についても協議中だ」と述べた。
ロシア北極圏のヤマルLNG事業においては、中国政府のシルクロード基金が権益の9.9%、中国石油天然ガス集団(CNPC)が20%を保持している。