[12日 ロイター] – 米紙ワシントン・ポストは12日、フレッド・ライアン最高経営責任者(CEO)が8月に退任すると発表した。
後任は未定で、「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」創設時にCEOを務めたパティ―・ストーンザイファー氏が暫定CEOを務める。同氏はアマゾン・ドット・コムとロックフェラー財団の取締役も務めている。
ライアン氏は退任後、ロナルド・レーガン大統領財団で米国の政治的分断の修復に取り組む超党派組織を率いる。
ライアン氏は、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏がワシントン・ポスト紙を買収してから約1年後の2014年9月にCEOに就任し、同紙のデジタル化を推進。ライアン氏のCEO在任中に同紙はデジタル購読を拡大、13件のピューリッツアー賞を受賞し、28カ国で1900以上のサイトにサービスを提供するクラウドベースのデジタルプラットフォーム「ArcXP」を立ち上げた。