[アンカラ 14日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領は、シムシェキ新財務相が中央銀行とともに速やかな措置を講じることを受け入れたが、自身の金利に関する見解は変わっていないと述べた。
新財務相が具体的にどのような措置を講じるかは不明。エルドアン大統領は金利の「敵」を自任している。
14日の国内メディアの報道によると、エルドアン氏は13日、アゼルバイジャンからの帰国便の機内で記者団に「『大統領は金利政策の大幅な変更を支持するのだろうか』といった思い違いをしてはならならい」と発言。
その上で「だが、財務相の考えに基づき、われわれは(財務相が)迅速に無理なく中銀とともに措置を講じることを受け入れた」と述べた。
エルドアン氏は5月に40%弱に鈍化したインフレ率を1桁にする決意も表明。自分は「低インフレ・低金利」政策を維持していると述べた。
中銀のエルカン新総裁に自分の予想について話をしたとも発言。「神の思し召しがあれば、財務相も中銀総裁も、われわれを困惑させることはないだろう。うまく行けば、われわれは良い結果を得られると思う」と述べた。