[25日 ロイター] – 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は25日、警察当局と小売大手が最近各地で相次いでいる爆破予告を捜査していると報じた。
過去数カ月に店舗で爆破予告を受けたのはクローガー、ウォルマート、アマゾン傘下のホールフーズ・マーケットなど。ギフトカードやビットコイン、現金を要求したという。
クローガーの広報担当者は、各地で不審な動きがあると確認し、同様の事例を巡る地元警察や連邦捜査局(FBI)の捜査に協力していると明らかにした。
爆破予告はニューメキシコ州からウィスコンシン州まで全米各地で報告されている。ニューメキシコ州のクローガー直営店では、従業員が容疑者から電話で金を振り込むよう要求され、警察に通報すれば爆弾が爆発すると脅された。
シカゴ北部ではホールフーズの店舗でパイプ爆弾を店内に仕掛けたと電話があり、ビットコイン5000ドルを要求されたという。
FBIは地元や州の警察当局と協力しているとし、市民には周囲の状況に注意を払い不審な動きがあれば当局に報告するよう呼びかけている。
WSJによると、一連の脅迫が組織的な動きかどうかは不明。