[イスタンブール/ドバイ 29日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領は29日、スウェーデンの首都ストックホルムで28日に起きた抗議活動でイスラム教の聖典コーランが燃やされたことを非難し、トルコが挑発や脅しの政策に屈することはないと強く反発した。
エルドアン大統領は「傲慢な西側の人々にイスラム教徒の神聖な価値観を侮辱することは表現の自由ではないと教える」とけん制した。
スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に難色を示しているトルコがさらに態度を硬化させ、加盟プロセスに遅れが生じる可能性もある。
また、アラブ首長国連邦(UAE)外務省はスウェーデン大使を呼び出し、コーランが燃やされたことを抗議。サウジアラビア外務省も非難する声明を発表した。