【ビリニュス時事】バイデン米大統領は13日、フィンランドの首都ヘルシンキで記者会見し、ロシアによるウクライナ侵攻について、「ウクライナの反転攻勢が大きく前進し、どこかで交渉による解決を生み出すだろう」との見通しを示した。同時に「プーチン(ロシア大統領)は既に戦争に負けた」とも強調した。
ロシアの侵攻開始から約1年5カ月。米大統領が停戦交渉に言及するのは珍しく、戦況がウクライナに今後大きく傾くと分析しているようだ。
バイデン氏は「この戦争が何年も続くとは思わない」と断言した。その理由として「ロシアがいつまでも戦争を続けられるとは思えない」と指摘。さらに「『戦争を続けることが経済的にも政治的にも、あるいはそれ以外の面でもロシアの利益にならない』と(プーチン氏が)判断する状況が訪れる」と説明した。