【シドニー時事】日本の陸上自衛隊とオーストラリア軍は22日、豪東海岸のジャービスベイで合同訓練を行った。陸自の12式地対艦ミサイルを沖合に設けた無人の標的に向けて実射し、対艦戦闘能力の向上を図った。
南西諸島で日米離島奪還訓練 米本土から移転し、実践的に―陸自
訓練は、前日に始まった米豪主導の多国間軍事演習「タリスマン・セーバー」の一環。豪軍の訓練責任者ダミアン・ヒル准将は「日豪の相互運用能力が一層強まる。安全なインド太平洋を支えるため両国は緊密に協力していく」と述べた。
タリスマン・セーバーには13カ国から3万人以上が参加。日豪の実射訓練は当初、21日に予定されていたが、悪天候を理由に繰り下げられた。