[東京 24日 ロイター] – 日本百貨店協会が24日発表した6月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比7.0%増の4412億円と、16か月連続プラスになった。
6月は、中旬以降の気温上昇や、外出機会増加、旅行ニーズなどにより、衣料品・服飾雑貨、化粧品が夏物商材を中心に好調に推移した。主力の衣料品は、ジャケット、カットソー、ワンピースなど夏物衣料を中心に動きがみられた。メイクアップや UV関連商品を中心に化粧品も売り上げを伸ばした。
また、ラグジュアリーブランドや時計、宝飾など高額商材の好調に加え、円安効果と入国制限終了から高伸するインバウンドも売上を押し上げた。インバウンド向けの売り上げはほぼコロナ前の水準に戻ったという。
調査対象の百貨店は70社・181店舗。東京地区は前年比10.0%増と、22カ月連続プラスとなった。