[ガンディナガル(インド) 28日 ロイター] – インドのモディ首相は28日、インドは半導体産業の信頼できるパートナーとなることを目指しており、世界に半導体を供給したいと述べた。

モディ氏は半導体製造を経済政策の最優先課題に掲げており、生産施設の誘致に向けた取り組みを強化している。

同氏は「われわれは国内の半導体産業の成長を促進するため、継続的に政策の改革を進めている」とし「半導体産業の総合的なロードマップのためにパートナー国と協力している」と述べた。

首相の地元グジャラート州で同日開幕した年次半導体会議では、米半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が今後5年間でインドに約4億ドルを投資し、南部ベンガルールに同社最大の設計センターを建設すると発表した。

会議に出席した台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の劉揚偉会長も「インド政府の決意を感じる。インドの行く末を非常に楽観している」と述べた。

インド政府は半導体メーカーなどの誘致に100億ドルを投じる計画の下で誘致活動を再開している。半導体市場への参入は遅れたが、同国は国内半導体市場の規模が2028年には800億ドルと、現在の230億ドルの4倍近くになると推定している。