[メキシコ市 30日 ロイター] – メキシコのソチル・ガルベス上院議員(60)が30日、来年の大統領選挙で野党連合の統一候補になることが事実上固まった。主要政党が身内の候補者からガルベス氏に乗り換えたため。
ロペスオブラドール大統領の与党・国家再生運動(MORENA)も女性候補を選ぶとみられており、メキシコ初の女性大統領が誕生する可能性が出てきた。
アナリストはガルベス氏について、与党に対抗する上で最適と分析している。野党連合を構成する主要政党の制度的革命党(PRI)は、自身の候補であるベアトリス・パレデス氏ではなく、国民行動党(PAN)のガルベス氏を支持すると表明した。世論調査でも、ガルベス氏の支持率がパレデス氏よりも高いことが示されている。
野党連合は9月3日の投票で候補者を正式に決定する見通し。
MORENAは6日に党候補を発表する。