[ロンドン 19日 ロイター] – 英国のゴーブ・底上げ・住宅・地域社会相は19日、同国第2の都市バーミンガムが今月に事実上の財政破綻を宣言したことを受け、中央政府が市政運営に介入すると発表した。
同氏は議会で、欧州最大の地方自治体であるバーミンガム市議会が機能不全に陥っているため、運営を引き継ぐ委員会を任命すると表明。ガバナンスや戦略的意思決定の精査、財政に関する全ての機能を移管させる考えを示した。
バーミンガムは今月5日、地方財政法に基づく事実上の破綻通知を出していた。職員による同一賃金請求が原因で負債が膨らみ続けていた。通知により必要不可欠なサービスを除く全ての新規支出が停止された。