【ワシントン時事】米労働省が6日発表した9月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月から33万6000人増加した。伸びは前月の22万7000人(改定)から大きく拡大し、市場予想(17万人)のほぼ2倍となった。景気と労働市場の好調さを改めて示す内容で、連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ再燃への警戒を堅持しそうだ。
失業率は3.8%と、前月と同じだった。インフレに影響する平均時給は前年同月比4.2%上昇。伸びは前月からわずかに鈍化したものの、引き続き高水準だ。
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▽米雇用、好調浮き彫り 議会混乱、金利上昇で不透明感も<時事ドットコム>2023年10月08日07時11分