▽FRBの年内金利据え置き観測強まる、堅調なGDP後も<ロイター日本語版>2023年10月26日午後 11:32 GMT+9
[26日 ロイター] – 26日の米金利先物市場で、連邦準備理事会(FRB)が年内は金利を据え置き、来年半ばに利下げを開始するという観測が強まった。朝方発表された第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値は、市場予想を上回る4.9%増と、強い伸びとなったものの、他の一連の指標は過去の利上げにより経済が減速している兆候を示唆した。
市場が織り込む12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%ポイント利上げの確率は24%と、米GDP発表前の30%近辺から低下した。
LPLファイナンシャルのジェフリー・ローチ氏は、GDP統計で示された堅調な個人消費について「投資家は驚くべきでない」とし、「このトレンドが今後数四半期続くかどうかが真の問題で、われわれはそうなるとは想定しない」と述べた。
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