【ソウル時事】韓国大統領府の趙太庸国家安保室長は3日、北朝鮮との南北軍事境界線付近の監視用哨所を復旧する方針を表明した。北朝鮮国防省は11月23日、2018年の南北軍事合意に「拘束されない」と事実上の破棄を宣言。合意に基づき撤収した11カ所の監視用哨所の復旧を進めているとされ、韓国がこれに対抗する形だ。

〔写真特集〕板門店 南北の非武装地帯

 KBSテレビの番組で趙氏は「第1段階として最小限の装備で復旧し、次の段階で先端装備などを全て備えた監視用哨所を復旧する」と説明した。