【ソウル時事】韓国が独自開発した初の軍事偵察衛星が、米西部カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から現地時間1日午前(日本時間2日未明)、米宇宙企業スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。韓国国防省によると、衛星はロケットと分離後、軌道に正常に進入し、地上局との交信に成功した。
韓国は2025年までにさらに4基の衛星を打ち上げ、5基体制とする計画。国防省は打ち上げ成功を受け、北朝鮮のミサイル発射の兆候を察知し先制攻撃で破壊する「キルチェーン」の「能力強化の礎になるだろう」と強調した。聯合ニュースは衛星について、4~6カ月の運用試験を経て、24年上半期に本格運用に入ると伝えた。