2006年に都内の住宅で死亡しているのが見つかった木原誠二衆議院議員の妻の元夫について、警視庁は遺族からの告訴を受けて再捜査したものの、事件性は認められなかったとする捜査結果を東京地検に送りました。
木原誠二衆議院議員の妻の元夫、安田種雄さん(当時28)は、2006年に東京・文京区の自宅で死亡しているのが見つかりました。
安田さんについて「週刊文春」はことし7月、死亡した状況に不審な点があり、2018年に再捜査が行われた際、木原氏の妻が警視庁から任意の事情聴取を受けたなどと報じました。
一方、警視庁は「証拠上事件性は認められず、死因は自殺と考えて矛盾はない」などとコメントしていました。
遺族が改めて再捜査を求め、ことし10月に殺人の疑いで容疑者不詳の告訴状を提出したのを受けて、警視庁が当時の状況を調べましたが、捜査関係者によりますと、事件性は認められなかったとする捜査結果を16日までに東京地方検察庁に送付したということです。