▽保守王国で自民系大敗「逆風、組織戦吹き飛ばすほど強い」前橋市長選<時事ドットコム>2024年2月5日 7時00分

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 4日に投開票された前橋市長選は、元群馬県議で新顔の小川晶氏(41)が、4選を目指した現職の山本龍氏(64)との一騎打ちを制し、初の女性市長となった。自民県連、公明県本部が推薦し組織を固めた現職を、新顔が大差で破った結果に、両陣営とも「予想外」と声をそろえる。その差を生んだ要因とは何だったのか。

【確定得票】

当 小川 晶氏 60486

  山本 龍氏 46387

 県議時代、小川氏は立憲民主の会派に所属しながらも無所属で活動した。今回の市長選でも、現職との対立軸として、政党の推薦を受けない「市民党」を掲げて臨んだ。近年、市職員が逮捕された官製談合事件が相次いだことや山本氏の多選を批判し、「しがらみのない、クリーンな前橋を」と訴えた。

 ただ、政策面では、両氏とも優先課題を子育て支援とし、中心市街地再開発を推進する立場をとるなど大きな差はなかった。小川陣営関係者も「明確な違いはない。組織を持つ現職に勝つには、投票率があがらないと厳しい」とみていた。

 結果は、投票率が39・39…

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