ウクライナ戦争（６日）

[オデーサ（ウクライナ）６日ロイター] – ギリシャのミツォタキス首相は６日、黒海に面したウクライナ南部オデーサ（オデッサ）港でゼレンスキー大統領と会談し、ギリシャはウクライナを引き続き支持すると述べた。オデーサではロシアによる攻撃で爆発音が鳴り響いたという。

ロシアによる２０２２年２月のウクライナ侵攻後初めてウクライナを訪問したミツォタキス首相はゼレンスキー大統領に対し「私がここにいることは、ウクライナ国民に対する自由世界全体の尊敬の念を反映したものであり、ウクライナ側に居続けることへのギリシャのコミットメントを強調するものだ」とした。

両首脳は２日のロシアによるドローン（無人機）攻撃で５人の子どもを含む１２人が死亡した住居を訪問。その最中にサイレンが鳴り響き、両首脳が車両に向かう際に大きな爆発音が聞こえたという。

ミツォタキス首相は「これはわれわれにとって、ここで実際に戦争が行われていることを最も鮮明に思い出させるものだ」と指摘。ゼレンスキー大統領は「相手が誰だか分かるだろう。相手はどこを攻撃しようがお構いなしだ」と述べた。

欧州連合（ＥＵ）欧州委員会のフォンデアライエン委員長は短文投稿サイトのＸ（旧ツイッター）で、両首脳が訪問している「オデーサへの卑劣な攻撃」を強く非難すると述べた。

ロシアからのコメントは現時点で得られていない。

ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」によると、オデーサの港湾インフラに対するロシアの攻撃で５人が死亡した。