バイデン氏、民間人の保護伴わないラファへの攻撃支持せず=米高官

[ワシントン/エルサレム 12日 ロイター] – 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は12日、バイデン大統領は民間人を保護しないパレスチナ自治区ガザ南部ラファでのイスラエル軍の作戦を支持しないと述べた。ホワイトハウスは民間人保護に向けた信頼できる計画をまだ確認できていないという。

サルバン氏によると、バイデン氏はこの地域の平和と安定への道は、ラファに滞在する130万人を保護する信頼できる計画がないまま「ラファに攻め入ることではない」と考えているという。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は12日、国際的な圧力が高まる中でもイスラエルはラファへの軍事作戦を推し進めると表明。「われわれはラファでの任務を終わらせると同時に民間人が危険から逃れられるようにする」と述べた。

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