連日世界中の野球ファンを熱狂させている大谷翔平と新妻・真美子さん。テレビに映し出される2人の微笑ましいツーショットと、熱狂的な大谷ファンの“絶叫”を聴きながら、不快な日常生活の鬱憤を晴らしている。不快なのは他でもない。メディアのもう一つの主役、ダメで如何ともし難い自民党のことだ。それを忘れさせてくれる大谷夫妻にテレビ桟敷から温かい支援を送る毎日。打ってよし、打たなくてもよし。新妻帯同でいつになくあちらこちらに気遣いせざるを得ない翔平。結婚した事実を公にして、「野球に集中したい」と言っていたのとは裏腹に、テレビを通して伝わってくるのは「野球に集中できない」現実だ。きのう、おとといと、2試合続いた親善試合は5打数ノーヒット。2三振。オープン戦の打率が5割を超えていたことがまるで嘘のようだ。だが打てなくても翔平の好感度が落ちることはない。
そんな大谷夫妻を眺めながらふと思ったのは、ドジャースはどうして韓国で開幕戦をやるのだろう、そんな素朴な疑問だ。新妻のテレビ初登場に魅せられ、肝心なことを忘れていた。対戦相手のサンディエゴ・パドレスを含めて翔平も由伸もダルビッシュも日本人だ。韓国人はパドレスの金河成選手1人。人数的には日本での開催が必然のような気がする。だが、きのうブルームバーグが配信した記事、「大谷翔平らが米大リーグのアジア成長戦略の起爆剤に-韓国で開幕戦」を読んで謎が氷解した。韓国での開幕戦はM L B が目指す将来の中国進出を視野にいれた戦略の一環だった。翔平はM L Bの世界戦略を実践する先兵の役割を担っている。記事によると「中国には推定4100万人の野球ファンがいるが、人口約14億人のこの国で、野球選手はわずか約3000人にとどまっている」。この国では依然として野球はマイナーなスポーツに留まっている。だからビジネスチャンスがあるというわけだ。
米国での野球人気はすでに下降気味のようだ。「米国で野球はバスケットボールやアメリカンフットボールに追い抜かれ、もはや若者の憧れのスポーツではなくなった。103億ドル(約1兆5000億円)規模の野球業界は、米国外に成長機会を求めている」とある。大谷人気の裏にM L Bの将来的な不安が隠されているのだ。開幕戦が開催される韓国は、「 世界で3 番目に大きな収入をもたらす国際市場であり、われわれは消費者製品やライセンス商品はじめ、多くのビジネスを行っている」とMLBの運営戦略統括責任者は語る。開幕戦で翔平が結果を残すとこがM L Bの戦略を後押しすることになる。結婚発表のあと真美子さんをひた隠しにしてきたことも、ひょっとするとM L Bとドジャースの戦略の“一環”だったのかもしれない。人気があっての野球ビジネスだ。そう考えると10年で1000億円は決して高くない。翔平は将来アジア版M L Bの総支配人に就任するのだろう。
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