Richard Cowan、David Morgan、Makini Brice
[ワシントン 23日 ロイター] – バイデン米大統領は23日、1兆2000億ドル規模の2024年会計年度(23年10月─24年9月)予算案に署名した。新年度入り後6カ月でようやく本予算が成立した。政府機関の一部閉鎖は回避された。
バイデン氏は声明で、経済と国家安全保障を強化するだけでなく、米国民に投資するものだと説明した。その上で議会に対し行き詰まっている他の法案を可決するよう求めた。
「国家安全保障上の利益を推進するために、下院は超党派の支持を得ている安保関連の追加予算を可決しなければならない」と強調した。
また国境を守る上で必要な政策と資金を確保するために、超党派の国境警備法案を議会は可決する必要があるとし、「今こそこれを成し遂げる時だ」と訴えた。
本予算にはウクライナ、台湾、イスラエルへの軍事援助は含まれていない。これらは上院で可決された別の法案に盛り込まれているが、共和党が多数を占める下院は採決する動きを見せていない。