By Guy Faulconbridge、 Mark Trevelyan

プーチン大統領、通算5期目始動 西側との核協議に前向き姿勢も

[モスクワ 7日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領(71)は7日、就任式で宣誓し、新たな6年間の任期を開始した。通算5期目となる。

米国などが欠席した式典では核の戦略的安定性に関する西側との協議に前向きな姿勢を示しつつ、それは対等な条件でのみ可能だと述べた。

「われわれは団結した偉大な国民であり、共にあらゆる障害を乗り越え、計画した全てを実現する。共に勝利しよう」と語った。

また「ロシア国民はロシアの進むべき道が正しいことを確認した。深刻な課題に直面している今、これは非常に重要なことだ」とし、「われわれの共通の歴史的目標に対する深い理解のほか、われわれの選択、価値観、自由、ロシアの国益を断固として守る決意をこの中に見い出せる」とした。

米国はプーチン大統領の再選は自由で公正なものとは考えていないとし、就任式には出席しなかった。

英国、カナダ、欧州連合(EU)のほとんどの国も就任式をボイコットすることを決めたが、フランスは代表を派遣すると発表した。 もっと見る

ウクライナは就任式について「ロシア連邦を侵略国家に、また統治体制を独裁政権に変えた人物がほぼ生涯にわたって権力を握り続けることが合法であるという幻想」を作り出すことを狙ったものとした。