立憲民主党の蓮舫参院議員（５６）が、東京都知事選（６月２０日告示、７月７日投開票）に立候補する意向を固めたことがわかった。２７日午後に記者会見して表明する。現職の小池百合子知事（７１）も３選を目指して出馬方針を固めており、都議会で良好な関係を築く公明党に加え、自民党も支援に回るとみられ、与野党対決の構図となる見通しだ。
東京・目黒区の都議補選、立憲民主党と無所属の２人が当選立憲民主党の蓮舫氏（２０２４年３月）
複数の立民関係者が明らかにした。蓮舫氏は、タレント、報道キャスターを経て２００４年参院選で、民主党から東京選挙区に出馬して初当選。現在４期目で、行政刷新相、民進党代表などを務めた。
立民は、共産党や市民団体とともに都知事選の候補者選定委員会を発足させ、小池氏の対抗馬となる「統一候補」の選定を進めてきた。２７日午後に対応を協議する。蓮舫氏は幅広い支持を得るため、無所属で出馬する見込みだ。
都知事選を巡っては、自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件に伴う逆風を受け、独自候補の擁立を見送る方向だ。
都知事選には、ほかに広島県安芸高田市の石丸伸二市長（４１）らが出馬を表明している。
