▽NATO事務総長、ウクライナへの武器供給制限の見直しを呼びかけ<ロイター日本語版>2024年5月31日午前 12:53 GMT+9
[プラハ 30日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は30日、ウクライナに供与した兵器の使用に課せられた制限の一部を見直す「時が来た」と述べた。
NATO外相会議に先立ちプラハで行った演説で、これまでの戦争の展開に鑑み、一定の制限見直しを検討するべきとの見解を示した。
ウクライナ側は西側諸国に対し武器供給の制限緩和を求めているが、西側諸国はウクライナにロシア領土内の標的攻撃を認めるべきか否かを巡って意見が分かれている。
英国やバルト諸国、デンマークなどはロシア国内への攻撃容認はウクライナの正当な自衛手段だとする一方、西側諸国を紛争に巻き込むことになるとの懸念から、供与した兵器はウクライナ国内での使用のみ可能とする国もある。
関連情報
▽米大統領、ウクライナに秘密裏に許可 米兵器によるロシア攻撃=報道<ロイター日本語版>2024年5月31日午前 5:45 GMT+9
▽ロシア軍、ハリコフ州で増強 攻勢には不十分とウクライナ司令官<ロイター日本語版>2024年5月30日午後 8:03 GMT+9
▽ロシア・ウクライナ参加の和平協議、中国が仲介可能 ラブロフ氏提案<ロイター日本語版>2024年5月30日午後 1:59 GMT+9
▽「ロシア帝国主義」が防衛上の脅威、NATO会議控えチェコ外相<ロイター日本語版>2024年5月30日午後 12:56 GMT+9