Erik Larson、Patricia Hurtado、David Voreacos

  • 計34件の虚偽記載の罪について陪審員団は有罪の判断
  • トランプ氏はこの他にも3件の刑事裁判を抱えている
Former US President Donald Trump, left, at Manhattan criminal court in New York, May 30, 2024.
Former US President Donald Trump, left, at Manhattan criminal court in New York, May 30, 2024. Photographer: Seth Wenig/AP Photo

トランプ前米大統領が不倫口止め料を不正に処理したとして罪に問われている刑事裁判で、トランプ氏が有罪か無罪かを判断する陪審員団は30日、有罪の評決を下した。

  米大統領経験者に刑事裁判で有罪の評決が下されたのは初めて。

  トランプ氏は業務記録を改ざんしたとして、計34件の虚偽記載の罪に問われ、陪審員団は全ての罪について有罪との判断を下した。

  トランプ氏は2016年大統領選に先立ち、自身と以前に不倫関係にあった元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏に口止め料を支払い、それを隠すため業務記録を改ざんしたとされた。

  検察は、トランプ氏が不倫に関する話を隠すことで大統領選に影響を及ぼす広範なたくらみを主導したと主張していた。

  11月の大統領選でホワイトハウス返り咲きを狙うトランプ氏は、今回の有罪評決で法的・政治的に険しい道筋をたどることになりそうだ。

  量刑言い渡しは7月11日に設定された。同月15日からはウィスコンシン州ミルウォーキーで共和党全国大会が開かれ、トランプ氏は同党大統領候補に正式に指名される見通し。

  トランプ氏はこの他にも3件の刑事裁判を抱えている。

原題:Donald Trump Found Guilty in Historic NY Hush Money Case (3)(抜粋)

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