▽トランプ氏支持、リベラル地域でも広がり 献金1200万ドル<ロイター日本語版>2024年6月7日午後 5:44 GMT+9
[サンフランシスコ 6日 ロイター] – トランプ前米大統領が、リベラル色の強いサンフランシスコで6日に開催されたイベントで1200万ドルを調達した。金融規制などバイデン政権の政策に嫌気が差した投資家が出席したという。
関係筋によると、イベントはテック系ベンチャーキャピタリストのデービッド・サックス、チャマス・パリハピティヤ両氏が主催。最も高い一組50万ドルのチケットは完売した。
サンフランシスコはリベラル派が多く、2020年の大統領選挙ではバイデン氏が85%を得票して勝利した。しかし11月の大統領選を前に、地元の著名ベンチャーキャピタリストや暗号資産投資家の間ではトランプ氏支持が広がっている。
イベントには暗号資産取引所コインベースの幹部など、暗号資産業界の要人が出席した。
バイデン大統領は先週、暗号資産に関し「適切なガードレールを定め、将来の問題に対処する証券取引委員会(SEC)の能力を不適切に制約する」共和党主導の決議案に拒否権を行使した。
トランプ前政権で駐オーストリア大使を務めたハイテク企業幹部のトレバー・トレイナ氏は、バイデン政権が導入したビジネス規制が、ハイテク業界の一部の人々を疎外したと述べた。