Alice Gledhill、Aline Oyamada
アジア時間1日早朝の外国為替市場で、ユーロはドルに対して上昇。6月30日に投開票されたフランス国民議会(下院)選挙の第1回投票では、マリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右政党「国民連合(RN)」が事前の一部世論調査より小幅な差で勝利する方向を示す兆しをトレーダーが消化する動きが広がった。
仏下院選第1回投票、ルペン氏極右政党が首位の見通し-出口調査 (2)
シドニー時間早朝の取引でユーロは対ドルで一時、前週末比0.2%高の1ユーロ=1.0740ドルと、6月25日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。
出口調査では、RNの得票はマクロン大統領の中道連合と左派連合をそれぞれ上回るが、第2回投票で絶対多数を確保するのに必要な票数には満たない可能性が示された。
原題:Euro Rises as Le Pen’s Party Set for Smaller Victory Than Feared(抜粋)