地球周回軌道で展開された先進レーダー衛星「だいち4号」の太陽電池パネル=1日(宇宙航空研究開発機構提供)
地球周回軌道で展開された先進レーダー衛星「だいち4号」の太陽電池パネル=1日(宇宙航空研究開発機構提供)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、日本の次世代主力ロケット「H3」3号機で打ち上げられた国の先進レーダー衛星「だいち4号」が、地球周回軌道で太陽電池パネルを展開している画像を公開した。

だいち4号は打ち上げから約16分後、予定軌道に投入された。機体は重さ約3トン、高さ6・4メートルで、太陽電池パネルを展開後の幅は20メートルとなる。

レーダーを用いることで、天候や時間帯に左右されず、幅200キロの範囲で地上を観測。大きさが3メートルの物体を識別できる。設計寿命は7年で、開発費は衛星本体と地上設備を合わせて320億円。