ロシアのプーチン大統領は3日、中国の習近平国家主席と会談し、ロシアと中国の「本格的パートナーシップ」をアピールした。両首脳の会談はここ約2カ月で2回目。

  会談は上海協力機構(SCO)首脳会議が開催されているカザフスタンのアスタナで行われた。プーチン氏はロシアと中国の関係について、「史上最高の状態にある」とし、「平等や互恵および互いの主権尊重の上に築かれている」と述べた。

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習近平国家主席と握手するプーチン大統領(アスタナ、7月3日)Photographer: Sergei Guneyev/Sputnik/AFP/Getty Images

  一方、習主席は「われわれの新たな会談に極めて満足している」と語った。

  中国外務省の発表資料によると、習氏は両国が引き続き戦略的協調を強化し、外部からの干渉に反対すべきだと主張。また、ロシアのBRICS議長国としての義務の履行、グローバルサウス諸国の団結、「新たな冷戦」の防止、「違法な一方的制裁と覇権主義」への反対姿勢について、中国として支持すると付け加えた。

  習氏はウクライナについて、中国が「常に歴史の正しい側にある」とし、和平交渉と政治的解決を促進するために積極的な努力を惜しまないとあらためて表明した。

  前回5月の中ロ首脳会談以来、プーチン氏はアジア諸国とのパートナーシップを強化している。同氏は先月、24年ぶりに北朝鮮を訪問。その後ベトナムも訪問している。

中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が3日、カザフスタンのアスタナで首脳会談

原題:Putin Meets Xi Second Time Since May as Leaders Hail Ties (1)(抜粋)