By Jonathan LandayParisa Hafezi

イランがミサイル製造増強か、米研究者が衛星写真分析

[ワシントン/ドバイ 7日 ロイター] – 最近の衛星写真で、イランの弾道ミサイルの主要施設2カ所が大幅に拡張されていることが明らかになった。米研究者2人はミサイル製造増強のためとみており、イランの高官3人もこれを認めた。

イランは2022年10月にミサイル提供でロシアと合意した。米政府高官によると、イランはイエメンの親イラン武装組織フーシ派とレバノンの親イラン組織ヒズボラにもミサイルを供給している。

衛星画像大手の米プラネット・ラボが3月にモダレスの軍事基地、4月にコジールのミサイル製造施設を撮影した画像では、30以上の新しい建物の存在が示されている。

ロイターが確認した画像では、多くの建造物が大きな土壁に囲まれている。ミドルベリー国際問題研究所のジェフリー・ルイス氏によると、このような土壁はミサイル製造に関連するもので、一つの建物で爆発が起きても近くの構造物の可燃性物質が爆発するのを防ぐように設計されている。

拡張工事は昨年8月にコジールで、10月にモダレスで始まったという。

イランの高官3人は匿名を条件に、通常弾道ミサイル製造増強のためにモダレスとコジールの施設が拡張されていることを確認した。