Spencer Soper

  • 米消費者の支出は継続も一段と「戦略的」に-イーマーケター
  • サンダース上院議員、セール中に倉庫従業員の負傷が増えると指摘

米アマゾン・ドット・コムの大型セール「プライムデー」は、開始から6時間の売上高が前年同期比で約13%増加した。出店ブランドに代わってアマゾン上での売上高を管理するモメンタム・コマースが分析した。

  モメンタム・コマースによると、昨年のプライムデーでは最初の数時間に売上高がピークに達しており、今回の初期データから商戦が好調であることがうかがわれるとしている。クロックス、レゴなど50のブランドの販売を管理する同社は、アマゾンのサイトで年間およそ70億ドル(約1兆1100億円)の売上高を扱っており、プライムデーの販売状況を見極める上で大きなサンプルとなる。

  調査会社イーマーケターのアナリスト、スカイ・カナベス氏は、「個人消費は続いているが、戦略的に支出しており、プライムデーのようなセールには追い風となり得る」と指摘。「購入商品はノートパソコンのような高額な電子製品ではなく、ヘッドホンや充電器のようなものになるだろう」と述べた。 

  アマゾンに批判的なバーニー・サンダース上院議員は、プライムデーに合わせて暫定報告書を公表。セール期間中の販売急増により、アマゾンの倉庫従業員が注文対応で負傷する可能性が高まると主張した。 

原題:Amazon Prime Day Sales Rise 13% in First Six Hours of Event(抜粋)