[ドバイ 16日 ロイター] – イランのバゲリ・カニ外相代行が米国とイラン核合意を巡る協議を再開することに前向きな姿勢を示していることが分かった。
カニ氏はニューズウィーク誌が16日に掲載したインタビューで、核合意の「相互参加の回復」に向け、米国との交渉再開に前向きな姿勢を表明。同時に、中ロを含む近隣国との関係強化も推進するとしたほか、パレスチナ自治区ガザでの戦争を踏まえ、イスラエルに対する一段の行動も呼びかけた。
カニ氏は近く国連安全保障理事会で演説を行う。
米英独仏とロシア、中国の6カ国は2015年にイランと核開発制限を定めた核合意を取りまとめたが、米国はトランプ政権下の18年に同合意から離脱した。