▽いずれの米指導者とも協力、相互尊重の対話可能なら=ロシア外相<ロイター日本語版>2024年7月18日午前 7:17 GMT+9
[国連 17日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は17日、米国民が選出した「公平で相互に尊重し合う対話」に応じる意思のある米指導者であれば、ロシアは協力する用意があると述べた。
ラブロフ氏は「トランプ政権下では経済制裁や外交制裁など多くの制裁が課せられたが、それでも当時はロシアと米国との間で最高レベルでの対話が進められていた」と指摘。一方、現在のバイデン政権下ではそうした対話はないとし、2022年にロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、両国の高官レベルの接触は途絶えているとした。
また、トランプ前大統領が副大統領候補に選出したJ・D・バンス上院議員の姿勢を歓迎。米国はウクライナへの武器供給を止める必要があり、そうすれば「戦争は終わる」とした。
欧州各国はバンス氏がトランプ氏の副大統領候補に選ばれたことに広く懸念を抱いている。
米国家情報長官室が今月発表した報告は、ロシアは「依然として米国の選挙に対する最大の脅威」であり、正体不明の「ロシアの影響力者」が激戦州の「世論を左右」し、「ウクライナに対する米国の支援を弱める」ことを秘密裏に計画していると指摘した。
これについてラブロフ氏は「われわれは他国の内政に干渉しない。これには米国も含まれる」と述べた。
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