Ellen M Gilmer、Justin Sink
米大統領警護隊(シークレットサービス)のチートル長官が辞任する。トランプ前大統領が銃撃された選挙集会での警備態勢に不備があったことへの責任を取る。
事情に詳しい関係者によれば、チートル長官は23日、スタッフに対し辞任の意向を明らかにした。13日の銃撃事件後、共和・民主両党の議員からチートル長官の辞任を求める声が強まっていた。銃撃では聴衆の1人が死亡している。
バイデン大統領は声明で「公職の中でも特に困難な任務を担う部署において、全責任を負うには名誉と勇気、そして信じられないほどの誠実さが必要だ」と指摘。「7月13日に何が起きたのか、独立した調査が続いており、その結論を待っている」と述べた。
シークレットサービスの長官代行にはロナルド・ロウ氏が指名された。要人警護では24年のベテランであるロウ氏は、2023年4月からシークレットサービスの副長官を務めている。
原題:Secret Service Director Resigns Following Trump Shooting (1)(抜粋)