Christopher Condon、Viktoria Dendrinou

  • トランプ氏、製造業者の苦情を根拠に「ビッグな通貨問題」を批判
  • 強い経済と高い金利、強いドルは「当然予想される」-イエレン氏
イエレン米財務長官(中央)
イエレン米財務長官(中央) Photographer: BRUNO KAIUCA/AFP

イエレン米財務長官はトランプ前大統領の強いドル批判について問われ、主要7カ国(G7)中央銀行・財務相会合のコミットメントを引き合いに為替レートは市場で決定されるべきだとの見解を示した。

  「米国では数年前から、金融引き締め政策が敷かれており」、金利が他国より高い水準にあるとイエレン長官はリオデジャネイロでの記者会見で指摘。「そのために資金が流入し、ドルが強くなる」と説明し、強い経済とインフレ抑制政策のために「こうした状況は当然予想されるものだ」と述べた。「システムはこのように機能するべきものだ」と続けた。

  トランプ氏はブルームバーグ・ビジネスウィークの独占インタビューに応じた際、「ビッグな通貨問題」を指摘した。製造業者から「われわれの製品は高過ぎるから誰も買いたがらない」と言われ続けていると語り、外国は輸出で優位に立とうと自国の通貨を「常に弱い」状態に保とうとすると主張した。

  イエレン議長は25日、米国も一員であるG7は市場で決定される為替レートにコミットしており、介入は不自然なボラティリティーが起きた状況においてのみ、パートナー国との協議の上で行われるべきだとしていると指摘した。

  ファンダメンタルな経済特性は時間をかけて為替レートに反映されると、イエレン氏は20カ国・地域(G20)財務相会合が開かれるリオデジャネイロで述べた。

原題:Yellen, Asked on Trump Dollar Remarks, Flags G-7 Commitments(抜粋)