By Ingrid Melander

パリ五輪開幕、厳戒態勢で雨の水上パレード レディー・ガガ熱唱

[1/5] 第33回夏季オリンピック・パリ大会の開会式が26日夜、市中心部を流れるセーヌ川で行われた。8月11日までの17日間にわたる熱戦がスタートした。写真はパレードする日本選手団の船(2024年 ロイター/Ricardo Mazalan)

[パリ 27日 ロイター] – 第33回夏季オリンピック・パリ大会の開会式が26日夜、市中心部を流れるセーヌ川で行われた。8月11日までの17日間にわたる熱戦がスタートした。

開会式ではパリの名所が並ぶ約6キロの区間を各国選手団が船に乗ってパレード。強い雨が降りしきる中、川岸に設けられた観客席などから30万人以上が歓声を送った。

開会式がスタジアムの外で行われるのは初めて。開幕を控えたこの日未明にはフランスの高速鉄道TGVを狙った破壊行為が発生し、世界が注目する一大イベントの治安リスクが浮き彫りになった。 もっと見る

式典序盤には米人気歌手のレディー・ガガさんが登場し、フランス発祥のキャバレーをイメージした歌唱を行ったほか、仏国旗の色彩である青、白、赤の巨大なスモークがセーヌ川にかかる橋の上空に舞い上がった。

開会式に向けたパリの大規模な警備活動には、警官約4万5000人と兵士約1万人が全土から動員された。選手団がセーヌ川をパレードする間も、武装した警官がゴムボートで巡回する姿が見られた。

注目された聖火リレーは仏サッカー界の元スター選手ジネディーヌ・ジダン氏、テニス競技のスペイン代表ラファエル・ナダル選手、米国の元テニス選手セリーナ・ウィリアムズ氏らがトーチをつなぐと、最後は柔道男子の仏代表テディ・リネール選手、バルセロナ五輪などの陸上女子金メダリスト、マリー・ジョゼ・ペレク氏が市中心部のチュイルリー公園に設置された聖火台に点火。聖火台は銀色の気球とともに空に浮かび上がった。

その後、カナダ出身の歌手セリーヌ・ディオンがエッフェル塔でエディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」を熱唱した。まれな神経疾患で闘病していたディオンがパフォーマンスを披露するのは2020年3月以来。

22年の北京冬季オリンピック以降、ウクライナとパレスチナ自治区ガザで戦争が勃発し、今大会は国際情勢が極めて緊迫する中で開催される。フランスは最高レベルの警備態勢を敷いているが、当局は開会式や大会に対する具体的な脅威はないと繰り返し述べている。

パリで五輪が開催されるのは100年ぶり3回目。1万0500人余りのアスリートが出場し、32競技329種目で競い合う。

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