• 中東情勢、テレグラムCEO逮捕、ロイター記者が負傷・行方不明
  • スペースXが救出、中国とフィリピンまた衝突

週末に話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

中東情勢

イスラエルは48時間の非常事態を宣言した。レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは司令官が先月殺害された報復として、イスラエルへの第1段階の攻撃を実施。イスラエルはレバノン南部にあるヒズボラ拠点に先制攻撃も行った。イスラエル軍はレバノン上空に戦闘機100機を派遣し、イスラエル北部と中部の標的を狙った数千に及ぶロケット発射装置を破壊したと説明。同軍のショシャニ報道官はヒズボラがその後、イスラエルに向けて数百発のミサイルやロケット弾を発射したと明らかにした。一連の攻撃によるイスラエル側の被害は非常に限定的だったもようだという。パレスチナ自治区ガザでの停戦を目指す協議は予定通り25日にエジプトの首都カイロで始まったと、イスラエル首相府が発表した。

CEO逮捕

通信アプリ「テレグラム」のパベル・ドゥーロフ最高経営責任者(CEO)がフランス当局に身柄を拘束されたと、在フランスのロシア大使館が確認した。これより先、ドゥーロフ氏が24日、ルブルジュ空港で逮捕されたとAFP通信が報じていた。テレグラムを使った犯罪を放置した疑いがもたれているという。ロシア大使館はドゥーロフ氏の弁護士と連絡を取っているという。逮捕の報道を受け、テレグラムと関連する暗号資産トンコインの価値は一時23%下落した。

負傷・行方不明

ウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスクをロシアがミサイルで攻撃したとみられ、ロイター通信の記者2人が負傷、1人が行方不明になっている。ロイターによると、3人を含む6人チームは前線から約20キロメートル離れたホテル・サファイアに滞在していた。ウクライナ検察当局はテレグラムで、ロシアが24日深夜、同市の住宅街に弾道ミサイル「イスカンデル」を発射したとみられると発表した。

飛行士救出

ボーイングの新宇宙船「スターライナー」で6月に国際宇宙ステーション(ISS)に到着したものの、そのまま足止めとなっている飛行士2人を、宇宙開発企業スペースXが来年、同社のカプセルを用いて帰還させることになった。ライバルのボーイングにとっては新たな打撃となり、米航空宇宙局(NASA)が今後、どのようにISSで人員を配置するのかという疑問も浮上した。

また衝突

中国海警局とフィリピンの船が25日、領有権を争う南シナ海で再び衝突した。19日にも衝突があったばかりで、両国の緊張を高める新たな事案となった。中国の国営中央テレビ(CCTV)によると、海警局の甘羽報道官はフィリピン船が故意に仙賓礁(サビナ礁、フィリピン名・エスコダ礁)近くの海域で海警局の船と衝突したと非難した。一方、フィリピンは同国の船が中国船から体当たりや放水による「攻撃的で危険な行為」を受けたとして、中国側を批判。沿岸警備隊のタリエラ報道官がソーシャルメディアに投稿した声明によれば、フィリピンの船員に負傷者はいなかった。

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キーワード:中東情勢、テレグラムCEO、逮捕