[ベンガジ(リビア) 28日 ロイター] – 中央銀行総裁人事などを巡る対立を背景としたリビアの油田操業停止がさらに広がり、28日にはサリール油田がほぼ完全に生産を停止したと、2人の油田技術者がロイターに明らかにした。
サリール油田のこれまでの生産量は日量約20万9000バレルだったという。
日量30万バレルのシャララ油田の輸出についてはすでに義務を免れる「不可抗力(フォースマジュール)」が宣言されているほか、ロイターは今週、エルフィール油田、アマル油田、ナフーラ油田、アブ・アティフェル油田も生産に支障をきたしていると報じている。 もっと見る
石油輸出国機構(OPEC)加盟国のリビアは7月、日量約118万バレルの原油を生産していた。
一方、28日の原油相場は小動き。26日にはリビアでの生産停止の影響もあって上昇していた。